よく歩く通り道に桜の木があります
おしゃべりな木で
触ってって
見てって
と話しかけてきます
小さな公園にある木なので
いつも人が絶えないのですが
ほとんどの人が
タバコを吸っているか
スマホを見ているか
無関心なようです
昔は桜の木が何本かあって
公園が整備される時に
1本だけ残されたんだと寂しそうに話します
緑が濃くなったね
とか
風が気持ちいいね
とか
想いを飛ばすと少し嬉しそうに葉を揺らします
花や木は
誰かが見ていても見ていなくても
きちんと準備して
自分らしい花を咲かせます
バラにはバラ
タンポポにはタンポポ
決して違う花を咲かせたり
見てくれないからといって
咲かないことはありません
人はどうしても
見てくれる人が欲しいと願ってしまうし
人に喜ばれる花を咲かしたいと思ってしまいます
虫も鳥も
そこに楽園がなくても
さえずり
飛び回ります
自分は何の花で
どう咲けばいいのか
どんな歌を歌って
どこへ飛べばいいのか
時々わからなくなってしまうこともあります
そんな時には
自分の内側に
耳を澄まして
自分の羽を探します
*エグレット* Ina
気持ちを充実させる(マインドフルネスになる)
瞑想ワークを行なっています
ご質問、ご予約はお問合わせフォームからどうぞ