サイクルの中で生きること

先月のことです

実家のすぐ側の山道に沿って

ある朝突然 

真っ赤な花が一列に咲き誇っていました

曼珠沙華、彼岸花でした

母が亡くなって5日目の朝のこと

その日はちょうどお彼岸入りの日でした

昨日まで全く彩りのなかったその道に

時を同じくして

一分の隙もなく

一斉に真っ赤に咲き誇る姿は

妖艶な美しさがありました

彼岸の時期の

あの世とこの世が最も通じやすい時期に

咲く花と言われる

曼珠沙華

艶やかな赤い色をした花達は

昨日までは一体どこに隠れていたのか

と不思議に感じます

父の話では毎年毎年

彼岸の入りぴったりに

咲くのだということでした

1週間だけ咲く曼珠沙華に宇宙のサイクルを感じました

サイクルというものが

この世の全てに備わっている証を

私達は度々日常で目にします

人も

満月に生まれ

新月に去っていくと言われています

そして生きる上での自然の知恵も

人の中にはきちんと備わっています

私達には五感が有ります

五感のなかでは

目から入るものに

人は惑わされます

目で見たものを

そのまま信じないようにしましょう

作られた話

メディア

ニュース

がその例となります

一番直感に結びつく感覚は

嗅覚です

今の時代は合成された香料が

生活に根差してしまっています

臭いものに蓋をしたところで

根本的なものは

なくならないという事に

気がつかなければいけません

嗅覚は人を危険から守る感覚です

悪い霊はとても嫌な臭いがします

次に聴覚が直感に結びつきます

大切なのは

人が取り入れるべき音は

自然の音色だという事です 

虫の音

鳥の声

せせらぎ

風の音

これらの音は身体の中を通って

私たち自身を浄化します

雨の日を悪い天気と呼びますが (決して悪くありません)

雨音は身体のリズムを整えます

恵みの雨です

耳は松果体に近いので

直感を身につけたいと思っている人は

イヤホンでデジタル音を

聞き過ぎないようにしましょう

また、言霊が耳から入って

脳へ働きかけますので

話す言葉、聞く言葉にも

気をつけるようにします

燕が春の日に一斉にやってきては

秋の日にみんなで待ち合わせて

飛びたっていく

桜の花が

樹齢を重ねた木から咲いて

若い木が開花の順番を待つ

生き物たちのサイクルは

自然のサイクルであり

月の満ち欠けのように

宇宙のサイクルでもあります

私達は自分の意思決定で

人生を歩んでいますが

あくまでそれは

宇宙のサイクルの中でのこと

決められたことや

覆せないことも

人生の中にはたくさん含まれています

だからこそ

自分の意思で決められる事を

諦めてしまったり

逆らえない流れに

抗って苦しんだり

そんな勿体ないことのないように

生きることが出来たらいいなと思います

宇宙の時間からみたら短い人の一生も

長く実り多いものとして

一生を送ることができるのでしょう

結局のところは

どんなふうに歩んでも

最期に

感謝や幸せを感じることが出来たのなら

それで今生の生を

一段上がることが出来るのです

簡単そうに見えますが

いつ来るかわからない一瞬に備えるには

普段から心持ちがないと出来ないことです

どんな人生を送っても

最期の一瞬に愛を感じること

そのために

私たちは

長い人生を生きています

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