魂の成長のためには

人生は経験をするためにあるのですが

その経験がわたしたちを成長させます

魂の成長のためには

何かを学ぶ必要もなく

まして判断は必要ありません

ニュートラルに経験として刻むだけでよいのです

もしひとつの経験に学びや悲しみなどを付帯してしまった場合

それは魂の経験というよりは

カルマの輪の中に取り込まれてしまうことになります

わたしたちの人生は数多くの経験をし

その中にある喜びを拾い集めて魂に刻み輪廻の世界へと持ち越すことです

魂と共に持ち越すのはカルマではなく

喜びです

そのために海のような、空のような心で

感じることが大切になってきます

*エグレット*

人の中にいる全く違う自分

人にはそれぞれ長所と短所があると言われています

長所と短所は紙一重とも言われています

例をあげると

長所ではおおらかと言われる人が

短所では雑な人と捉えられることがあります

わたしたちは成長するにつれて

自分の短所と長所をふまえて

人付き合いを潤滑にこなそうとします

そのおかげで上手くいくと思われる時や

無理をして疲れてしまったと感じる時があります

「人にはそれぞれ長所と短所がある」

という物の見方を少し変えてみます

「人から見られる自分の長所と短所も人の数だけそれぞれある」

という風に捉えてみます

ある人からは「優しくて穏やかな人」と思われるのに

別の人からは「優しいけれど優柔不断なところがある」と思われます

自分は同じ変わらない自分なのですが

人から見た自分は、相手の数だけ

様々な“自分”が存在します

見る角度

それぞれの目を通して受け取る感じ方

相手の立場と自分の立ち位置

様々な状況に応じて色々な自分が

今この瞬間に存在しています

相手の中に自分が存在しているのです

それは自分が予想していたものと違っていたりすることがあります

そこに人間関係の面白さがあります

自分の中にも、自分だけが思う相手が存在しています

もし、相手の短所が目立つなら、相手の中の自分も短所が目立っていると思ってください

普段は個として存在するわたしたちですが

深いところではつながっているものです

人はネガティブな人よりも明るい人を好む傾向があります

自分のマインドの中に存在する相手が明るい方が

自分のマインドも明るい影響を受けることをなんとなく感じているからです

相手の中の自分のイメージを変えることはできません

相手の思いには干渉できないのです

自分は自分らしく最善の自分であることが望ましいでしょう

思うとおりにやっていくことがよいでしょう

*エグレット*

先を見据えておくこと

わたしはゲームをするのが好きです

「ゲームの何が面白いのか」

ということをちょっと考えてみました

どんな種類のゲームにしろ

ゲームにはゴールがあります

こうすれば勝ちとか

ラスボスを倒せばクリアとか

最後まで到達していなくてもラストをイメージすることができます

また、ゴールまでの道筋をどれだけ簡潔に効率よく進めるかということに

力を注いで頑張ってしまいます

どうしてそこまで熱を注いでしまうかといえば

やはりラスト、終わりをイメージできるからです

ハイスコアで、ハイレベルで、

または、できるだけ早くラストに辿り着きたいという思い

そして、簡単すぎるものより、ちょっと難しいものがいい

でも頑張れば絶対攻略できるようなもの

そういうものに特に夢中になってしまう時があります

私たちが生きる世界は3次元です

命が尽きると4次元に向かいます

ゲームをする時は3次元のわたしが2次元へ意識をむけています

高次の意識は5次元から私たちを見守りますが

次元は9次元まで存在します

2次元のゲームという世界では

ラストを思い描けるので俄然やる気が湧きます

私たちがいる3次元にも死というゴールがあります

そのゴールは生まれた瞬間に設定されたものであり

必ず存在するラストステージです

私たちは生きていくうえで喜怒哀楽を持って経験をしていきますが

時々は疲れてしまったり、気力がなくなってどうにもならないような気持ちになってしまうことがあります

ですが、どう過ごしてもゴールは必ずやってきます

ゲームは簡単すぎるとつまらないと感じるものですが

人生はちょっと難しいと挫けてしまう時があります

些細な日常を積み重ねていても

ラストステージは刻々とやってきます

そのラストはあらかじめ設定されたものではありますが、

そのラストをどう思い描いて迎えるかは自分の意思になります

私たちは生まれた瞬間から死へ向かっていく存在です

それは悲しいことでも恐ろしいことでもなく

その過程を“どのように歩むか”が醍醐味なのです

どのように歩むかを決めるには

どんなラストを迎えるかによります

家族に囲まれて終わりたいと思うなら

結婚して子供を育てなければいけません

豊かに恵まれて終わりたいと思うのなら

お金を稼いでおかなければなりません

終わりの時が来るまで研究したいことがあるのならそれでよいですし

たくさんの美味しいものが食べたいのなら好きなものを食べておくのがよいのです

今、目の前の選択肢に悩む時

ずっと先の終わりを見据えてみます

今、どうしておくべきかが見えてきます

そして行動を起こしたら

あとは高次の存在に身を任せて流れていくと願いが叶います

*エグレット*